<ケース1>
亡くなった父の再婚相手が、遺産はないと主張。
残された子どもたちとしては納得がいかない
そもそも話し合いの場すら持てない状況でした。子どもたちは父と同居していたわけではないので、遺産状況も分かりません。ただ一方的に遺産はないと言われて納得がいかず、当センターに解決のご依頼をいただきました。
まずは遺産の調査を開始
銀行の取引口座すらどこにあるか分からない状況でしたので、お住まい近くの金融機関の支店をしらみつぶしに調査しました。結果、取引口座を発見。死亡手続がされておらず、口座は今も利用されていましたので、口座を凍結し、死亡日の残高証明書と死亡日前後の取引明細書の発行を金融機関に依頼。不明もしくは不正な出金がなかったかをチェックし、遺産分割協議に臨みました。
円満解決
客観的な遺産を示す書類に基づいての話し合いですので、とぼけたりゴリ押ししてその場を逃れることはできません。とはいえ決して非を攻めるのではなく、理性的に状況確認をさせていただいたことで、遺産分割の重要性をご理解いただき、円満に解決ができました。
<ケース2>
遺産分割に応じようとせず、先延ばしばかりされる。
こちらとしては公正に分割を進めたいのに、なぜか応じてもらえない。相続人全員の印鑑がないと、金融機関と不動産(自宅)の相続手続ができないので困り果てて、当センターに解決をご依頼いただきました。
なぜ、応じないのか
感情的なわだかまりが生じてしまうと、なかなか心の整理がつかないものです。
親の死後、いつまでも遺産相続を放置していてよいものではない、と頭ではわかっていながら、兄弟の顔を見ると素直に応じることができません。
自分が一方的に不利な状況に追いやられるのではないか、疑心暗鬼になってしまいます。
普段、法律などに接する職業の方でもない限り、突然遺産相続の現場に身をおかれても、何が公平なのかの判断すらできないが普通です。
結局、手続がわからない、兄弟のいうとおりにしてよいものかもわからない、わからないずくしで仕方なく放置してしまう、こういった心理に追いやられてしまうのです。
円満解決
専門家がきちんとお話をさせていただき、決して不利な状況になるわけではない、公正な分割の手続を、責任を持って代行させていただく旨をご理解いただき、無事に手続に着手することができました。
これらはほんの一例ですが、どの遺産相続トラブルにも共通して言えることは、相手の主張を押し付けられる、または押し付けられるかもしれないと感じると、人は反射的に反発してしまう、ということです。
法律の専門家が間に立ち、トラブルの原因を突き止めて、相手の意見を聞き、きちんとお話をさせていただくことで、その多くは裁判などすることなく、円満に解決ができるのです。
ご相談いただきました案件には責任をもってご対応させていただきます。
依頼人の守秘義務も遵守いたしますので、安心してご相談下さい。
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