介護保険の仕組み

40歳以上の方すべてが介護保険に加入します。

65歳以上で、日常生活に支障があり、ひとりでは不自由があるときに、ヘルパーやデイサービスなどの介護サービスを利用できます。

利用者は利用料の1割を負担しますが、介護保険を利用できる毎月の金額に上限があります。

介護サービスを受けるには、お住まいの市区町村から要介護認定を受け、その要介護度に応じ、ケアマネージャーがケアプランを作成し、プランに沿った計画で、介護サービスを利用します。

なお、64歳以下の方が介護サービスを利用するには、規定された特定の病状(特定疾病16種類)で要介護状態となってしまった方に限定されます。

在宅か施設かの選択

介護サービスは、在宅しながらの利用施設へ入所しての利用の2種類に大別されます。

在宅とは、施設に入所せず、自宅で訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを利用することです。

施設とは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなどのことで、入所費用が介護保険から給付されます。

おもな在宅サービスの種類
訪問介護
(ホームヘルパー)
ヘルパー資格者が週に数回などのペースで自宅まで来てくれて、食事や入浴、排せつなどのお世話をしてくれる身体介護、買い物、調理、清掃、洗濯などをしてくれる生活援助などがあります。
訪問入浴 自宅のお風呂に入れないほど重度の方のために、専用の浴槽を持ってきてくれて、入浴させてくれるサービスです。看護師さんも同席してくれます。
デイサービス 施設に入所せず、日帰りで施設を利用するサービス。利用施設となる老人デイサービスセンターでは、入浴、排せつ、食事等の介護を受け、なおかつ、日常生活上の機能訓練をおこないます。
訪問看護 看護師さんが自宅まで来てくれて、主治医の指示や連携により、療養上の世話や診療の補助等をおこなうサービスです。
おもな施設サービスの種類
特別養護老人ホーム 重度な要介護の方が入所し、入浴、排せつ、食事等の介護を受け、なおかつ、日常生活上の機能訓練を受ける施設です。
介護老人保健施設 看護やリハビリなど自立支援をおもな目的とした施設で、入所期間は3ヶ月が目安になります。
グループホーム 認知症の方が、少人数で共同生活を送る施設です。共同生活ですが、専用の居室はすべて個室となっています。
有料老人ホーム 介護付、住宅型などがあり、利用者の状態に応じ利用する施設を検討します。

ご家族の介護へのご協力は不可欠ですが、ご家族だけで負担を全部背負い込んでしまわずに、介護保険を有効に活用して、より豊かな日常生活を送っていただくことが、高齢社会を迎えた国の方針となっています。

 

  お問い合わせ  

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成年後見制度と遺言書を利用して遺産分割と相続税の相続対策をサポートします。成年後見人就任・遺言書の作成から、遺産相続手続き、相続税の申告まで。

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